5分でわかる!ニューロンの構造
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この動画の要点まとめ
ポイント
ニューロンは細胞体と軸索からなる
神経細胞とも呼ばれるニューロンは、どんな形をしているのでしょうか?
次の図を見てください。
これは、ニューロンの基本的な構造です。
図の左側の構造の真ん中に丸い物体が描かれているのが分かりますか?
これは核です。
ニューロンは細胞ですから、核をもっているのですね。
核をもつこの構造を、細胞体といいます。
細胞体は、特徴的な形をしていますよね。
一部が突出し、先端が枝分かれしています。
このように突出した構造を、樹状突起といいます。
また、細胞体から図の右側に向かって、細長い構造が伸びていますね。
この部分は細胞膜が伸びたもので、軸索または神経繊維といいます。
ニューロンの基本的な構造についておさえましょう。
髄鞘をもたない無髄神経、髄鞘をもつ有髄神経
ニューロンは、軸索の状態によって2種類に分けられます。
上の図は、先ほども紹介した基本的なニューロンの構造です。
一方、下の図では、ニューロンの軸索に塊のようなものがついていますね。
この部分を髄鞘といいます。
上の図のように髄鞘のない神経を無髄神経、下の図のように髄鞘のある神経を有髄神経といいます。
図では、有髄神経の軸索の一部が四角で囲まれていますね。
この部分をもう少し詳しく見てみましょう。
髄鞘は、互いに接しているのではありません。
髄鞘どうしの間には、隙間があるのです。
この隙間のことを、ランビエ絞輪といいます。
髄鞘をさらに詳しく見てみましょう。
次の図を見てください。
これは髄鞘の断面図です。
図の中心には軸索が描かれています。
髄鞘は、軸索に巻きつくような構造をしていますね。
また、髄鞘は核をもっていることが特徴です。
つまり、髄鞘も細胞の一種なのです。
神経系は、末梢神経と中枢神経の2種類に大別できましたね。
末梢神経の髄鞘となる細胞をシュワン細胞、中枢神経の髄鞘となる細胞をグリア細胞といいます。
ニューロンの構造と特徴についてしっかりおさえましょう。
ニューロンの構造について見ていきましょう。