高校生物
5分で解ける!興奮の発生に関する問題
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練習の解説授業
活動電位についておさえよう
この、ニューロンに興奮を発生させるための最小の刺激の強さを閾値といいます。
細胞外を基準とした細胞内の電位のことを膜電位といいました。
ニューロンが興奮していないときは、膜電位は一定に保たれています。
このときの膜電位を静止電位といいます。
静止電位は、細胞膜のK+チャネルを介して、カリウムイオンが細胞内から細胞外へ受動輸送されることにより生じます。
このようなイオンの輸送によって、静止電位はおよそ -70mV に保たれます。
ニューロンは、閾値以上の刺激を受容すると興奮を生じました。
すると、膜電位の逆転が起こります。
このときに生じる静止電位からの変化量を活動電位といいます。
活動電位は、細胞膜のNa+チャネルを介して、ナトリウムイオンが細胞外から細胞内へ受動輸送されることにより生じます。
このようなイオンの輸送によって、およそ90mVの活動電位が生じます。
一般に、ニューロンが刺激を受容すると、興奮が生じます。
しかし、すべての刺激に対して興奮が生じるわけではありません。
ある程度の強さ以上の刺激を受容しないと、ニューロンは興奮しないのです。