5分でわかる!神経伝達物質

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この動画の要点まとめ
ポイント

神経伝達物質には2つの種類があります。
隣の神経細胞を興奮させるものと、興奮を抑制させるものです。

神経細胞を興奮させる神経伝達物質としては、ノルアドレナリンがあります。
一方、神経細胞の興奮を抑制させる神経伝達物質としては、GABAがあります。
神経伝達物質の違いは膜電位の変化の違いに現れる

それぞれの神経伝達物質の作用を受けた神経細胞では、どのような変化が起こるのでしょうか?
図で確認していきましょう。


図では、3つの神経細胞が描かれていますね。
それぞれの神経細胞の間には隙間が空いており、シナプスが形成されています。
また、左の神経細胞からはノルアドレナリンが、右の神経細胞からはGABAが分泌されて、中央の神経細胞に作用しています。

神経伝達物質によって刺激を受けた神経細胞では、膜電位の変化が起こります。
まずは、ノルアドレナリンの作用に注目しましょう。


膜電位は、静止電位の状態から活動電位が生じて上昇していますね。
そして、しばらくすると静止電位に戻っています。
これは神経伝達物質の刺激によりNa+が樹状突起に流入したために起こる現象です。

膜電位の上昇は、神経細胞が興奮したことを表します。
このように、次の神経細胞を興奮させる神経伝達物質を分泌するシナプスを、興奮性シナプスといいます。
また、このときに見られる電位を興奮性シナプス後電位といいます。

次に、GABAの作用に注目しましょう。


膜電位は、静止電位の値からさらに減少していますね。
そして、しばらくすると静止電位に戻っています。

膜電位が静止電位より小さい期間を不応期といいます。
不応期には、いくら神経細胞を刺激しても興奮が起きませんでしたね。
神経細胞にGABAが作用すると、ノルアドレナリンが作用したときとは全く別の膜電位の変化が見られるのです。

膜電位の低下は、神経細胞の興奮が抑制されたことを表します。
このように、次の神経細胞の興奮を抑制させる神経伝達物質を分泌するシナプスを、抑制性シナプスといいます。
また、このときに見られる電位を抑制性シナプス後電位といいます。

体内では、興奮性シナプスと抑制性シナプスがさまざまに組み合わされています。
そのため、神経細胞の興奮や、興奮の抑制が、うまくコントロールされているのです。
神経伝達物質の種類と効果についておさえましょう。


神経伝達物質の種類とその効果について見ていきましょう。