5分で解ける!動物生理(テスト2、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
脊髄の内側:細胞体が集まった灰白質!
脊髄では、内側に灰白質があり、外側に白質があります。
よって答えは○です。
ちなみに脳では、内側に白質があり、外側に灰白質があります。
灰白質と白質の位置は、脊髄と脳で異なることも覚えておきましょう。
伸筋反射:感覚神経と運動神経が直接接続!
伸筋反射の例としては膝蓋腱反射があげられます。
どのような反射だったか覚えていますか?
膝をハンマーなどで刺激すると、足がカクッと上がるような反射でした。
膝蓋腱反射は、1つの刺激に対して1つの筋肉が収縮する反射です。
1つの入力に対して1つの出力を起こす。とてもシンプルな反射だと言えますね。
この反射では、介在神経を介すことなく、感覚神経からの情報が直接運動神経に接続することが特徴です。
よって答えは×です。
介在神経を介して起こる反射は屈曲反射です。
屈曲反射の例としては逃避反射があげられます。
逃避反射とは、ボールなどが飛んできたときにそれを避けるような反射です。
逃避反射は、1つの刺激に対して複数の筋肉が収縮する反射です。
1つの入力に対して複数の出力を起こす複雑な反射だと言えますね。
この反射では、介在神経を介すことによって、感覚神経からの情報が複数の運動神経に同時に伝わることが特徴です。
2種類の反射の例や特徴についておさえましょう。
古皮質が担う本能行動は4種類!
本能行動とは、種を保存することを目的とした4種類の行動です。
4種類の本能行動とは、摂食行動、飲水行動、性行動、母性行動です。
姿勢保持は、本能行動に含まれませんね。
また、本能行動を担っているのは脳の表面にある新皮質ではありません。
新皮質は、本能行動を抑制するように作用することが特徴です。
本能行動の中枢は、脳の内側にある古皮質です。
よって答えは×です。
脳幹は生命維持の中枢!
この問題の答えは○です。
脳幹といえば生命維持! と反射的に答えられるようにしましょう。
脳幹は間脳、中脳、橋、延髄という4つの部分からなっていました。
延髄は、呼吸や拍動など、生命にとって欠かせない機能を制御していましたね。
脊髄や脳は中枢神経と呼ばれ、多くの神経細胞が集まっている組織です。
神経細胞は、細胞体と軸索からなっていました。
そして、細胞体が多く集まった部分を灰白質、軸索が多く集まった部分を白質といいます。