高校生物
5分でわかる!刷込みの成立
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この動画の要点まとめ
ポイント
刷込みの成立
これでわかる!
ポイントの解説授業
臨界期:行動の成立・不成立が決まる時期
刷込みとは、生後早い段階で起こる特殊な学習のことです。
また、刷込みによって成立した行動は変更されにくいという特徴がありました。
では、生後どれくらいの期間まで刷込みを成立させることができるのでしょうか?
実験を通して確認してみましょう。
ふ化したカモの雛に、様々なタイミングでカモの模型を追従するよう刷込ませます。
すると、結果はグラフのようになりました。
グラフの縦軸は刷込みが成立する割合を、横軸はふ化後の時間を表しています。
グラフでふ化後29-32時間に注目しましょう。
この時期になると、刷込みが成立する確立が0%になるのです。
刷込みは、ふ化後いつでも成立するのではありません。
ある程度時間が経ってしまうと、刷込みが全く成立しなくなるのです。
このように、刷込みの成立・不成立が決まる時期を臨界期といいます。
一方で、刷込みが最も成立しやすい時期はいつでしょうか?
グラフではふ化後13-16時間が、刷込みが成立する割合が最も高くなっていますね。
刷込みは、ふ化直後の早い時期であるほど成立する割合が高いとは限りません。
生物によって、刷込みが成立する割合が最も高くなる時間帯が異なるのです。
刷込みの特徴をおさえましょう。
刷込みの成立について見ていきましょう。