高校生物
5分で解ける!森林の物質収支に関する問題
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練習の解説授業
森林の物質収支についておさえよう
Aは、総生産量から総呼吸量を除いた領域を指しています。
総生産量-呼吸量=純生産量でしたね。
よって、Aは純生産量です。
Bのグラフは何かの呼吸量を示しています。
グラフの形をよく見てみてください。
総生産量のグラフと、波の形が似ていませんか?
総生産量は、一定期間に作られる有機物量でしたね。
有機物は主に、葉での光合成によって合成されます。
つまり、総生産量の増減は、葉の量、葉での呼吸量の増減と一致するのです。
よって、Bは葉の呼吸量です。
Cの時期は、森林ができてからかなり時間が経っています。
グラフより、純生産量はほとんど0に近いことが分かります。
さらに枯死量も加わって、成長量がほぼ0であることも予想できますね。
成長量が0になると、現存量が変化しない安定した状態になります。
この状態を極相またはクライマックスと言います。
森林が極相に達するまでの変化を、経時的におさえましょう。
上のグラフは、縦軸は有機物の相対値を、横軸は時間(林齢)を示しています。