高校生物
5分でわかる!エネルギー効率
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ポイント
エネルギー効率
これでわかる!
ポイントの解説授業
エネルギー効率:上の栄養段階へ移動したエネルギーの割合
エネルギーは有機物として生態系内を移動していました。
よって、エネルギー効率は物質収支のグラフから求めることができます。
一段階下の栄養段階の有機物量に対する、次の栄養段階が得た有機物量の割合がエネルギー効率です。
一次消費者を例に考えてみましょう。
「一段階下の栄養段階の有機物量」は、生産者の総生産量を用います。
また、「得た有機物」は、体内に吸収されたと捉えるため、摂食量ではなく同化量を用います。
すると、エネルギー効率(%)=一次消費者の同化量/生産者の総生産量×100となりますね。
同様に、二次消費者のエネルギー効率は、次のように表すことができます。
エネルギー効率(%)=二次消費者の同化量/一次消費者の同化量×100
しかし、実際に計算してみると、エネルギー効率が100%になることはありません。
栄養段階が上位になるほど利用できるエネルギー量は少なくなるためです。
その結果、栄養段階が上位であるほど個体数も少なくなることが特徴です。
エネルギー効率についてみていきましょう。