高校生物
5分で解ける!エネルギー効率に関する問題
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練習の解説授業
エネルギー効率についておさえよう
エネルギー効率とは、一段階下の栄養段階の有機物量に対する、次の栄養段階が得た有機物量の割合でした。
まずはBを計算しましょう。
「一段階下の栄養段階の有機物量」は、生産者の総生産量を用います。
また、「得た有機物」は、体内に吸収されたと捉えるため、摂食量ではなく同化量を用います。
エネルギー効率(%)を求める式は、一次消費者の同化量/生産者の総生産量×100です。
よって、50÷400×100=12.5(%)です。
同様に、Aは下のように表すことができます。
エネルギー効率(%)=二次消費者の同化量/一次消費者の同化量×100
よって、10÷50×100=20(%)です。
以上より、エネルギー効率が高いのはAです。
栄養段階が上位になるほど利用できるエネルギー量は少なくなります。
また、栄養段階が上位であるほど個体数が少なくなることも覚えておきましょう。
エネルギーは、有機物など別の物質として生態系内を移動します。
しかし、エネルギーは循環しません。
最終的に熱エネルギーとして生態系外に放出されることが特徴です。