高校生物
5分で解ける!絶滅の渦に関する問題
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解説
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練習の解説授業
絶滅についておさえよう
まず、道路などによって個体群が分断されると、集団間で生物が行き来できなくなります。
これを孤立化といいます。
孤立化が起こると、小さな個体群がたくさん生じます。
このような個体群を、局所個体群といいます。
孤立した局所個体群では、必然的に近親交配が起こります。
しかし、近親交配は有害遺伝子を受け継ぐ可能性が高い交配です。
その結果、出生率の低下や死亡率の上昇が引き起こされるのでしたね。
これを近交弱勢といいます。
生物が絶滅するまでの流れをまとめましょう。
個体群が孤立化すると、個体数が減少し、近親交配が起こります。
すると、遺伝子多様性が低下し、出生率の低下や脂肪率の増加が起こります。
こうして、さらに個体数が減少していきます。
このように、絶滅が加速されていく現象を絶滅の渦といいます。
絶滅が起こるまでの過程をしっかりおさえましょう。
絶滅とは、生態系内の特定の種がすべて死滅することでした。
生物が絶滅するまでの過程をおさらいしましょう。