高校生物
5分で解ける!生態(テスト1、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習2
解説
これでわかる!
問題の解説授業
同化量-呼吸量=純同化量
また、呼吸量は生きるために最低限必要な有機物量です。
同化量から呼吸量を除いたものは、純同化量とよばれます。
エネルギー効率:上の栄養段階へ移るエネルギーの割合
エネルギー効率とは、下の栄養段階から上の段階へ移るエネルギーの割合のことです。
エネルギーは、生物間を有機物として移動していましたね。
そのため、エネルギー効率は物質収支の図から計算できます。
一次消費者のエネルギー効率を計算してみましょう。
生産者が作り出したエネルギーのうち、一次消費者が得た割合はいくらでしょうか?
計算式は次のようになります。
エネルギー効率(%)=一次消費者の同化量/生産者の総生産量×100
つまり、40÷500×100=8%
答えは 8% です。
栄養段階が上がる程、利用できるエネルギーは少ないなっていく
次に、二次消費者のエネルギー効率を計算してみましょう。
一次消費者が得たエネルギーのうち、二次消費者に移った割合はいくらでしょうか?
計算式は次のようになります。
エネルギー効率(%)=二次消費者の同化量/一次消費者の同化量×100
つまり、8÷40×100=20%
答えは 20% です。
エネルギー効率は常に100%より低くなります。
これは、栄養段階が上がるほど、利用できるエネルギーが少ないことを意味しました。
それに応じて、高次の栄養段階の生物の個体数も減少するのです。
同化量とは、摂食量から不消化排出量を除いたものです。
つまり、同化量とは、口に入った有機物のうち腸で吸収された分を指すのですね。