高校生物
5分で解ける!生態(テスト1、第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
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演習3
解説
これでわかる!
問題の解説授業
総生産量-呼吸量=純生産量
総生産量とは、一定期間内に同化によってつくられた有機物量でした。
また、総呼吸量とは、葉や茎・根の呼吸に必要な有機物量の合計です。
Aは総生産量から総呼吸量を除いたものですね。
これを純生産量といいます。
Bはなにかの呼吸量です。
ポイントは、Bのグラフは総生産量のグラフと形が似ていることです。
総生産量とは、葉で光合成によってつくられた有機物量を示しています。
また、葉は一定以上に増えないため、呼吸量はある時点を境に一定になります。
つまり、総生産量の増減は、葉の量や、葉の呼吸の増減と一致するということです。
よって、Bは葉の呼吸量を示しています。
森林は極相へ向かう
Cの時点は、森林ができてからかなりの時間が経っています。
葉の量が一定になり、葉の呼吸量と総生産量が一定になっていますね。
また、成長量を含む、純生産量が0に近くなっています。
これは、現存量が変化しない安定な状態といえます。
このような時期の森林を極相林といいます。
クライマックスとよぶこともあるので、覚えておきましょう。
上のグラフは、森林の経時的な物質収支を表しています。
縦軸は有機物量の相対値、横軸は時間(林齢)を示しています。