高校生物
5分で解ける!生命の誕生に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
生命の誕生についておさえよう
海の中には、水の分子だけでなく、高分子化合物が含まれています。
まず、これらが波の力によってくっつき、コロイドを形成します。
さらに波の力によって、いくつかのコロイドがくっつき、膜をもつようになります。
この生命体は、膜の内側に独自の環境をもち、化学反応、つまり代謝を行うことができたと考えられています。
オパーリンは、この原始生命のモデルをコアセルベートと名づけました。
海には生物が誕生する環境が整っていたのですね。
オパーリンが提唱した説は、コアセルベート説とよばれます。
この説によると、生命の誕生には波の力が必要です。
原始地球では、波は主にどのような原因で生じたのでしょうか。
オパーリンは、波は月の引力によって発生したと考えました。
地球と月の間に働く引力によって、海水が力を受けて、波が立つようになったのですね。
最初の生物は、遺伝の働きや酵素の役割をRNAが担っていました。
このように、生物の基本的な活動がRNAによって支配されていた時代をRNAワールドといいます。
その後、RNAワールドにおいて、RNAはタンパク質を合成するようになりました。
また、遺伝の働きはRNAよりも安定な物質であるDNAが担うようになりました。
タンパク質も、やがてはDNAの転写によってつくられたRNAから合成されるようになります。
このように、生物の基本的な活動がDNAによって支配される時代をDNAワールドといいます。
また、DNAワールドでは、生命の酵素はタンパク質が担っています。
生命の誕生についてしっかりおさえましょう。
オパーリンは、海の中で細胞の原型が誕生したと考えました。
彼が提唱した説を、復習してみましょう。