高校生物
5分でわかる!第四紀
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この動画の要点まとめ
ポイント
第四紀
これでわかる!
ポイントの解説授業
私たちも、今、新生代の第四紀に生きているということですね。
第四紀には、どのような生物が繁栄したのでしょうか。
第四紀⇒原人・旧人・新人が出現
第四紀には、氷期と間氷期がくり返されていました。
間氷期とは、氷期と氷期の間に挟まれた、比較的気候が温暖な時期のことです。
現在はかなり落ち着いていますが、今から約100万年前までは、気候の変動が激しかったのです。
第四紀には、ヒト科につながる様々な生物が出現し、世界各地に広がりました。
図は、アフリカで出現した猿人が世界中に移動するようすを表しています。
約200万年前には、原人に分類されるホモ・エレクトスが出現し、アジア圏に移動しました。
約30万年前には、旧人に分類されるホモ・ネアンデルターレンシスが出現し、ヨーロッパ圏に移動しました。
約20万年前には、新人に分類されるホモ・サピエンスが出現し、アメリカ圏に移動しました。
次の図は、現在発見されているそれぞれの頭蓋骨です。
第四紀には、アフリカから出現したヒト科の祖先が世界中に移動しました。
彼らはどのように別の大陸へ移動したのでしょうか?
氷期には、川や海が凍結します。
原人・旧人・新人は、凍った川や海を渡って移動していったのです。
特に、私たちの直系の祖先と考えられている新人は、脳が発達し、思考力が高かったようです。
そのため、火などを使いながら、原人・旧人を滅ぼし、世界中に広がっていったと考えられています。
新生代には、私たちの祖先が世界中に広がっていったのですね。
約6600万年前から現代までを新生代といいます。
そのうち、260万年前から現在までは第四紀とよばれます。