高校生物
5分で解ける!ヒトへの進化に関する問題
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解説
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練習の解説授業
ヒトへの進化をおさえよう
樹上生活をするには、木をよじ登ったり、木から木へと移動することが必要です。
そのために、この動物は、かぎ爪をもっていました。
このような特徴をもつ私たちの祖先は、食虫目のツパイです。
脊椎骨というのは背骨のことです。
類人猿の特徴は、背骨が弓状で、背中が湾曲していて、腕が長いことでした。
一方、ヒト科の生物にはどのような特徴があったでしょうか?
ヒト科は直立二足歩行をすることが大きな特徴です。
そのためには、ただ直立に立つだけではなく、重い頭部を支える必要があります。
なので、ヒト科の背骨はS字型をしているのです。
大後頭孔とは、頭蓋骨と背骨がつながる部分の穴のことです。
ヒト科は、重い頭部をからだで支え、直立二足歩行をします。
そのため、大後頭孔は頭蓋骨の真下にあります。
背骨の真上に頭蓋骨が位置するので、バランスよく頭蓋骨を支えて歩くことができるのですね。
猿人からホモ属への進化を思い出しましょう。
ホモ・サピエンスまで進化する過程での大きな特徴は、脳の容積が大きくなって知能が発達したことですね。
眼窩上隆起は、目の上にできる骨の突起で、かむ力を使うと発達することが知られています。
進化の過程で、ホモ属は知性が発達し、火の使用や料理をするようになりました。
すると、普段食べるものが硬いものからやわらかいものになり、かむ力をあまり使わなくなったのです。
そのため、ヒトの眼窩上隆起は無くなるか、または小さくなりました。
おとがいは、あごやあごの先端のことで、唇の筋肉を制御しています。
進化の過程で、ホモ属は知性が発達し、言語を使って会話をするようになっていきました。
そのため、ヒトにはおとがいが有るのです。
ヒトへの進化をしっかりおさえましょう。
霊長目とは、いわゆる霊長類、私たちの祖先のことです。
白亜紀の最後は、隕石によって多くの生物が死滅しますが、それまでは恐竜が繁栄していましたね。
私たちの祖先は、恐竜の捕食から逃れて生きていました。
どのように恐竜から逃げていたかというと、樹上生活をしていたのです。