高校生物
5分で解ける!進化論に関する問題
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練習の解説授業
進化論を支える色々な証拠をおさえよう
中生代を示す代表的な示準化石はアンモナイトです。
つまり、地層からアンモナイトの化石が見つかれば、その地層は中生代に堆積したものだ、と判断できるのです。
ちなみに、古生代には三葉虫が、新生代にはナウマンゾウが、それぞれ繁栄しました。
生物の中には、特定の環境でしか生きられないものがいます。
よって、地層から見つかった化石を調べると、その地層が堆積した当時の気候を知ることができます。
このように、地層が堆積した当時の気候を特定する化石を、示相化石といいます。
温暖で遠浅な海で特定する示相化石はサンゴです。
つまり、地層からサンゴの化石が見つかれば、当時そこは温暖で遠浅な海だった、と判断できるのです。
ちなみに、アサリは浅い海で、シジミは河口や湖で、それぞれ繁栄しました。
現代は、進化論を支える様々な学説が提唱されています。
例えば、イギリスの学者ダーウィンは、生物集団を観察し、生物には様々な変異を持つ個体が存在することを発見しました。
そして、その変異は遺伝することもあり、自然選択によって環境に適応した個体が生き残ることができる、と考えました。
生き残った個体の形質が次の世代に伝えられ、環境に適応した方向へと生物が進化するのです。
このように、生物は自然選択的に環境に適応したものが生き残るという学説は、自然選択説とよばれます。
進化には自然選択が影響しているのです。
ある生物集団では、長い年月をかけて遺伝的性質に差が生じることがあります。
すると、同じ場所で生息していても、交配ができなくなることがあるのです。
このような隔離を生殖的隔離といいます。
生殖的隔離が進化に影響するという学説は生殖的隔離説とよばれます。
これは、イギリスの学者ロマネスによって提唱されました。
一般的に、各時代ごとに、生息していた生物の種類は限られています。
よって、地層から見つかった化石を調べると、その地層が堆積した年代を知ることができます。
このように、地層が堆積した当時の年代を特定する化石を、示準化石といいます。