高校生物
5分で解ける!動物界:胚葉、体腔に関する問題
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動物界の胚葉と体腔による分類をおさえよう
選択肢のうち、無胚葉動物に分類される海綿動物は、④イソカイメンです。
ウニはキョク皮動物、ミミズは環形動物なので三胚葉動物、イソギンチャクは刺胞動物なので二胚葉動物です。
無胚葉動物は、胚葉が見られないというよりは、胚葉の区別ができない動物でした。
そして、三胚葉動物は、外胚葉・中胚葉・内胚葉がすべて見られる動物でした。
二胚葉動物は、三胚葉動物と比べて、中胚葉が欠落しています。
よって、二胚葉動物にみられる胚葉は、外胚葉、内胚葉です。
二胚葉動物である刺胞動物は、長い時間をかけて中胚葉誘導をするようになり、三胚葉動物へと進化したのです。
動物界は、発生の過程でみられる体腔のようすでも3種類に分類できます。
中胚葉で囲まれた真体腔をもつ真体腔動物、外胚葉と内胚葉にはさまれた偽体腔をもつ偽体腔動物、体腔をもたない動物です。
三胚葉動物の中には、これら3種類のグループがすべて含まれています。
三胚葉動物のうち、体腔をもたないのは、扁形動物です。
中胚葉に囲まれた体腔をもつということは、真体腔動物ということです。
真体腔動物に分類されるのは、軟体動物、環形動物、節足動物、キョク皮動物、原索動物、セキツイ動物の6グループです。
選択肢の中で、この6グループのどれかに分類されるのは、環形動物の①ヒルです。
線形動物であるカイチュウと輪形動物であるワムシは偽体腔動物、扁形動物であるプラナリアは体腔がありません。
動物界の胚葉と体腔による分類をしっかりおさえましょう。
動物界は、発生の過程でみられる胚葉のようすで3種類に分類できます。
旧口動物と新口動物は三胚葉動物、刺胞動物は二胚葉動物、海綿動物は無胚葉動物です。