今回は「火山灰を観察するときの手順」について学習します。

今、火山灰をとってきたとします。
この火山灰の中にある鉱物を観察するには、どうすればいいでしょうか？
その手順について、①～③の順に解説します。

まずは①です。
蒸発皿 に火山灰を入れます。
蒸発皿とは理科の実験で使う皿のことです。

次に②の手順です。
火山灰には、鉱物だけでなく、土や砂なども混ざっています。
土や砂をとりのぞくために、水を入れて指で潰すように洗いましょう。
洗い終わったら水を流し、これをにごりがなくなるまで繰り返します。

最後は③です。
実際に鉱物を見る手順です。
これまで小さなものを観察するときには、顕微鏡を使いましたね。
しかし、今回は顕微鏡は使いません。
なぜなら、顕微鏡はうすく切ったものを見るもので、鉱物のように厚みのあるものは観察できないからです。
そこで、今回は 双眼実体顕微鏡 という特殊な道具を使います。
双眼実体顕微鏡は、ものを立体的に見ることができる顕微鏡なのです。
ちなみに、 ルーペ (虫めがね）を使っても、観察することはできます。

以上、火山灰を観察する手順をおさえておきましょう。