中2理科
5分でわかる!炭酸水素ナトリウムの分解
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この動画の要点まとめ
ポイント
炭酸水素ナトリウムの分解
これでわかる!
ポイントの解説授業
炭酸ナトリウムは加熱で3つの物質に分かれる!
上のイラストは、炭酸ナトリウムを分解するときの様子を表したものです。
まずは、炭酸水素ナトリウムを試験管Aの中に入れてバーナーで 加熱 します。
加熱すると炭酸水素ナトリウムはなんと3つの物質に分解されます。
水・二酸化炭素・炭酸ナトリウムに分解
いったいどんな物質が炭酸ナトリウムの分解によって出てくるのでしょうか?
まず、 ①水 が出てきます。
出てきた水は試験管Aのゴム栓のあたりに溜まります。
さて、分解されて出てくる2つ目の物質は ②二酸化炭素 です。
二酸化炭素を作る反応の例として、「炭酸水素ナトリウムの分解」は後々出てくるので覚えておいてください。
試験管Aで発生した 二酸化炭素は、細い管を通って試験管Bに溜まっていきます。
最後に、炭酸水素ナトリウムが元々あった場所には水と二酸化炭素が抜けて、ある物質が残ります。
この残った物質を ③炭酸ナトリウムと いいます。
炭酸ナトリウムは、強いアルカリ性でとても苦く、物を溶かす性質 があります。
炭酸水素ナトリウムを加熱すると 「水」「二酸化炭素」「炭酸ナトリウム」 に分解されるということをしっかりと覚えておきましょう。
炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムは全く性質が違う!
細かい話ですが、炭酸水素ナトリウムは弱いアルカリ性ですが、炭酸ナトリウムは強いアルカリ性です。
つまり 元の物質と性質が変わっている のでこれは分解で間違いないとわかりますね。
「分解」は、「元々あった物体がバラバラになって、しかも 元と違った性質を持つ 」ことでしたね。
分解の代表的な例として、有名な 炭酸水素ナトリウムの分解 についてみていきましょう。
炭酸水素ナトリウムは様々な別名があり 「重曹(じゅうそう)」 や 「ベーキングパウダー」 とも呼ばれています。