5分で解ける!炭酸水素ナトリウムの分解に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
試験管Aの内側には水がたまる
(1)はこの実験で発生する液体についての問題ですね。
まず炭酸水素ナトリウムを加熱して出来るもの3つを書き出してみたいと思います。
①水
②二酸化炭素
③炭酸ナトリウム
さてこの問題は試験管Aの内側についた 液体 を考えるので、今回は 水 を確かめる実験ですね。
水を確かめる道具は一体何かというと、 ウ.塩化コバルト紙 ですね。
ア.リトマス試験紙 と イ.BTB溶液 は両方とも酸性やアルカリ性を確かめる道具です。
(2)は水の確認方法についての問題ですね。
(1)で用いた塩化コバルト紙は、水につけると色が変化する性質がありますよね。
正解は 元々の紙の色は青色で、水につけると桃色に変わった。
試験管Bには二酸化炭素がたまる
(3)は試験管Bにたまった気体は一体なにかということと、にごった液体は一体なんなのか、という問題ですね。
試験管Bにたまった気体は、もちろん 二酸化炭素 です。
そしてこの二酸化炭素を確かめる液体といえば、定番の 石灰水 ですね。
石灰水は普段は透明ですが、二酸化炭素があると白くにごります。
試験管に残る固体は炭酸ナトリウム
加熱後試験管に残った物質ですが、これは 炭酸ナトリウム ですね。
炭酸ナトリウムを水に溶かしたあと、フェノールフタレイン溶液を加えたらどうなるでしょうか。
フェノールフタレイン溶液って一体なんだったか覚えているかな?
「アルカリ性のときに赤くなる」性質を持った薬品で、強いアルカリ性を持った溶液では濃い赤色になるという性質を持っていましたね。
炭酸ナトリウムの水溶液は強い アルカリ性 なので、ェノールフタレイン溶液を加えるとどうなるかというと、 赤色 に変わります。
フェノールフタレイン溶液ですが、アルカリ性のときのみ色が変化するので アルカリ性の溶液のみを発見する 性質とも言えますね。
分解と化合をあわせて化学変化
今回の実験では、炭酸水素ナトリウムを加熱すると水と二酸化炭素と炭酸ナトリウムの3つの物質ができました。
このように1つの物質が2つ以上の物質に分かれる変化をなんと言ったでしょうか。
ポイントでやったことを思い出してください。 「分解」 と言いましたね。
分解の逆として覚えておいて欲しいのが、2つ以上の物質がくっついて1つの別の物質になることを 化合 ということです。
分解と化合を合わせて 化学変化 と言うこともおさえておきましょう。
炭酸水素ナトリウムの加熱に関する問題ですね。
炭酸水素ナトリウムを加熱すると分解されて出てくるものがいくつかありました。
試験管Aのゴム栓あたりに溜まるもの、試験管Bに溜まるもの、そして加熱した後に残るもの。
この3つでしたね。