5分でわかる!水の電気分解
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この動画の要点まとめ
ポイント
まずはH字管と電極をセット
下の図が、水の電気分解の実験です。
電気分解というだけあって実験装置が複雑ですね。
真ん中を見てください。特殊な形をした試験管があります。
この試験管は見ての通りアルファベットのHの形をしているので H字管 と言います。
そのH字管の中に電気を流すための 電極 を入れます。
そして上のゴム栓を外して水を中に流し込みます。
これで電気分解の実験の準備は完了です。
陰極では水素 陽極では酸素
準備ができたら、水に電気を流します。
すると、 水が水素と酸素の2つの物質に分解されます。
実験の図をよく見てください。H字管の上に、発生した気体がたまっていますよね。
では、水素と酸素はいったい電極のどちら側で発生したか、わかりますか?
ここは重要なので、しっかり覚えておきましょう。
電気にはプラスとマイナスがあります。
電極にはマイナスの電気をかけた 陰極 とプラスの電気をかけた 陽極 があり、 陰極側では水素が発生 し、 陽極側では酸素が発生 します。
実験の図をよく見ると、陰極側から出てきた水素は量が多いのに対して、陽極側から出てきた酸素は量が少ないですね。 「電気分解では水素のほうが酸素よりも多く発生する」 と暗記してください。
実はポイント1で紹介したH2Oという水の式を見て分かる通り、水素の方が元々量が多く含まれているから発生する水素も多いとわかるのです。 陰極側で発生した水素と陽極側で発生した水素の量の比は2:1 で、水素は酸素の2倍発生します。
水に水酸化ナトリウムを加える理由は?
この水の電気分解の実験を行うためには、ひとつコツがあります。
電気分解は電気を水に通して水を分解させます。しかし 水は電気を通しません。
つまり、この実験で水をそのまま使って電気を流そうとしても、電流は流れないのです。電流が流れなければ電気分解もできません。
それではどうすればいいかというと、水に電気が流れるようにある工夫をします。
水酸化ナトリウム などを加えればいいです。
これが今回の実験のコツになります。
2つ目のポイントでは、「水の電気分解の実験」を見ていきましょう。