5分でわかる!原子の性質
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この動画の要点まとめ
ポイント
それ以上細かくできない粒が原子
原子とは何なのかを考えてみましょう。
例えば、目の前に消しゴムがあったとします。
消しゴムを2つに割ってみましょう。
まだ大きいので、さらに2つに割ります。
こうやって割っていくと、消しゴムはどんどん細かくなっていきますね。
このように物を細かくしていくと、いつか それ以上細かくできない粒 になります。
この粒のことを 原子 と言います。
実は、私たちの身のまわりにあるすべての物質は、原子が集まってできているのです。
原子の性質は、「①それ以上分けられない」「②大きさと質量がある」「③種類は変わらない」
次に原子の性質を確認していきましょう。
まずは、次の図を見てください。
原子という考え方は、1800年にドルトンという人が提唱したものです。
ドルトンは原子の3つの性質を紹介しました。
その性質とはどのようなものでしょうか。
まず、1つ目は ①それ以上分けられない という性質です。
原子は最も小さい粒なので、それ以上細かくできないわけですね。
2つ目の性質は ②大きさと質量がある ということです。
例えば、水素原子や酸素原子には、大きさや質量があります。
原子によって、大きさや質量が違っていることもおさえておきましょう。
最後に ③種類は変わらない という性質があります。
これはどういう意味でしょうか。
例えば、水素原子があったとします。
これが何かのはずみで酸素原子に変わる、といったことは起こりません。
また、何もなかったところに原子が出来るということや、原子があったのに無くなるといったことも起こりません。
この3つが原子の性質です。
原子の種類はだいたい100種類
先ほど「水素原子」や「酸素原子」といった例を挙げましたね。
実は他にも色々な原子があります。
すべてを数えると100種類から120種類ほどの原子が存在するのです。
なぜ正確に数が決まっていないのでしょうか。
自然界には元々、100種類ほどの原子が存在していました。
その他に、人間が頑張って作り出した原子が20種類以上あるのです。
しかし、人間が作った原子は不安定で、すぐに壊れてしまいます。
そのため、人間が作り出した原子を数えるか数えないかで、原子の数が変わってくるのです。
原子の種類はだいたい100種類 と覚えておいてください。
原子の3つの性質を覚えましょう。
今回のテーマは、「原子の性質」です。