5分でわかる!物質の分類
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この動画の要点まとめ
ポイント
1つの化学式で表せる純物質、1つの化学式では表せない混合物
私たちの身のまわりには様々な 物質 があります。
この物質は大きく2つに分けられます。
片方は 1つの化学式で表せる純物質 です。
もう片方は、 1つの化学式では表せない混合物 です。
水は純物質、食塩水は混合物
まず、水を例として考えてみましょう。
水はH2Oという1つの化学式で表せました ね。
水のように、1つの化学式で表せるものが純物質 なのです。
それでは、1つの化学式では表せない混合物の例を考えてみましょう。
食塩水は、文字通り水に食塩を溶かしたものです。
食塩水を化学式で表すとどうなるでしょうか。
H2Oに加えて食塩(塩化ナトリウム)NaClを足したものになるのでH2O+NaClとなりますね。
したがって、水と違って食塩水は、1つの化学式では表せませんね。
食塩水のように、1つの化学式では表せないものが混合物 なのです。
ちなみに食塩水の他の混合物としては、 空気 が有名です。
空気には、窒素や酸素といった色々な気体が混ざっています。
もしも空気を化学式で表すならば、N2+O2+・・・となってしまいますね。
1種類の原子なら単体、2種類以上の原子なら化合物
1つの化学式で表せるものを純物質といいました。
純物質は、さらに2つに分けることができます。
1つ目は、化学式で表したときに 1種類の原子からできているもの です。
これを 単体 と言います。
一方、 2種類以上の原子からできているもの もあります。
これを 化合物 と言います。
水は化合物、酸素は単体
まずは、水H2Oに注目してみましょう。
H2OはHという原子とOという原子の2種類の原子からできていますね。
よって、 水は化合物 となります。
それでは1種類の原子からできている単体には、どんなものがあるでしょうか。
酸素は化学式でO2と書きますが、これは酸素原子1種類からできていますね。
つまり、 酸素は単体 であることがわかります。
純物質と混合物、単体と化合物のちがいを覚えましょう。
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