中2理科
5分でわかる!硫黄+鉄と硫化鉄
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この動画の要点まとめ
ポイント
硫黄+鉄と硫化鉄
これでわかる!
ポイントの解説授業
鉄は磁石にくっつくが、硫化鉄はくっつかない
硫黄と鉄が化合して硫化鉄ができるということを学んできましたね。
次に、硫黄+鉄と硫化鉄の性質を比べてみましょう。
硫黄と鉄から硫化鉄をつくることを化学変化といいます。
化学変化とは、もとと違った性質をもった物質ができることです。
それでは、反応の前と反応の後で、どのように性質が変わるのでしょうか?
まず、磁石を近づけてみましょう。
硫黄+鉄はどうでしょうか?
このときは硫黄と鉄がバラバラなので、鉄が磁石にくっつきますね。
一方、硫化鉄は磁石にくっつきません。
これだけでも、性質がまったく違っていることがわかりますね。
鉄には光沢あり、硫化鉄は黒色
次に見た目を比べてみましょう。
硫黄がくっつく前の鉄は、ふつうの金属です。
したがって、金属特有の 光沢 があります。
しかし、硫黄がくっついて硫化鉄になるとどうでしょうか?
実は、図のように、 黒い 物質に変化してしまうのです。
見た目も大きく変化していますね。
うすい塩酸をかけると、鉄からは水素、硫化鉄からは硫化水素が発生
最後に、他の物質との反応のしかたを比べましょう。
試しにうすい塩酸をかけてみます。
塩酸は、ものを溶かす液体でしたね。
まず、硫黄+鉄の場合を見てみましょう。
鉄にうすい塩酸をかけると、 水素が発生 します。
しかし、硫化鉄にうすい塩酸をかけると、 硫化水素 という物質が発生します。
硫化水素は気体の中でも珍しく、臭いがあります。
例えば温泉のまわりではよく卵の腐ったような臭いがしますよね?
その臭いのもとが硫化水素だったりします。
発生する気体が別物であることがわかりますね。
硫黄+鉄と硫化鉄を覚えておきましょう。
今回のテーマは、「硫黄+鉄と硫化鉄」です。