中2理科
5分でわかる!エタノールの燃焼
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この動画の要点まとめ
ポイント
エタノールの燃焼
これでわかる!
ポイントの解説授業
有機物を燃やすと、二酸化炭素と水ができる
エタノールなどの有機物をビンの中に入れ、そこに火をつけてみましょう。
すると、出てくるものが2つあります。
生き物系のものは炭素と水素が中心でした。
そして、炭素Cを燃やすと、酸素Oがくっついて、二酸化炭素CO2が出てきます。
もう一方の水素H2を燃やすと、酸素O2がくっついて、水H2Oが出てきます。
つまり、エタノールのような有機物を燃やすと、必ずCO2とH2Oが出てきます。
二酸化炭素の発生を確かめるには「石灰水」、水の発生を確かめるには「くもり」か「塩化コバルト紙」
ただし、二酸化炭素と水はどちらも透明で、確認しづらい物質です。
それぞれの確認方法を見ていきましょう。
まず、二酸化炭素を確かめるには、石灰水という液体を使いました。
石灰水は普段は透明ですが、 二酸化炭素を通すと白くにごる のです。
次に、水が出てきたことを確かめる方法を見ていきましょう。
水が出てきたことは、 ビンの内側がくもる という現象から確かめられます。
また、水の発生を確かめるには、塩化コバルト紙という道具を使う方法もあります。
塩化コバルト紙は普段は青色ですが、水と反応して桃色に変化します。
塩化コバルト紙が青色から桃色に変化 すれば、水が発生したとわかるわけですね。
有機物を燃やすと二酸化炭素と水が発生することと、その確認方法を覚えておきましょう。
次にエタノールの燃焼について、見ていきましょう。
エタノールは私たちの身のまわりにある物質で、お酒に含まれています。
お酒はお米などから作られるため、エタノールは生き物系の物質だと言えますね。
実は、地球上の生き物は、炭素Cと水素Hを中心にして作られています。
このような生き物系の物質を 有機物 といいました。