中2理科
5分でわかる!化学変化と質量
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この動画の要点まとめ
ポイント
化学変化と質量1
これでわかる!
ポイントの解説授業
化学変化の前後で質量は変わらない
液体と液体を混ぜ合わせたのに固体が出来るという不思議な反応ですが、こういった場合に質量は一体どうなっているでしょうか。
先に結論を言ってしまうと、どんな化学反応でも反応前と反応後の、 反応に関わった物質全体の質量は変化しません 。
例えば、この実験で初め、質量をはかったら30[g]だったとします。
反応後に質量をはかった場合も、元々の質量と同じ30[g]になるわけですね。
簡単に理由を説明しておきましょう。
私たちの身のまわりの物質はすべて原子という小さい粒からできているという話は覚えていますか?
この原子ですが、 どんな化学反応が起こったとしても、作っている原子は変わりません 。
そのため、原子のつながり方が変化しても、原子の重さは変わらないわけですね。
どんな化学反応が起きても質量は変わらない法則のことを 質量保存の法則 と言います。
化学変化の前後で、反応に関わった物質をちゃんとはかれば質量は変わらない。
この質量保存の法則が今回のテーマとなります。
化学変化が起きたときの質量の変化を見ていきましょう。
今回の実験では少し見慣れない物質を使っていきます。
まず、 硫酸 です。硫酸は酸性で、ものを溶かす液体です。
もうひとつは、 水酸化バリウム です。
水酸化バリウムはアルカリ性で、硫酸同様、ものを溶かす液体です。
この硫酸と水酸化バリウムを混ぜあわせてみましょう。
硫酸と水酸化バリウムを混ぜあわせると、硫酸バリウムというものが出来ます。
硫酸と水酸化バリウムは 液体 ですが、出来上がった硫酸バリウムはなんと、 固体 なのです。