5分で解ける!消化酵素のはたらきに関する問題
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
- 練習
この動画の問題と解説
練習
解説
酵素の最適温度は、体温と同じ!
まず、実験の流れをみていきます。
AからDまでの4つの試験管がありますね。
4つともにデンプン溶液が入っています。
次にAとBには だ液 、CとDには 水 を入れます。
それらを 湯 にしばらくつけましょう。
最後に、AとCには ヨウ素液 を入れ、BとDには ベネジクト液 を入れて加熱します。
続いて、実験を見ていきます。
(1)は、実験に適した湯の温度と、その理由を答える問題です。
温度だけでなく、その理由も覚えておきましょう。
温度は 約37℃ が正解です。
理由は 酵素の最適温度だから です。
酵素は体温と同じくらいの温度で最もはたらくのでしたね。
ベネジクト液+ブドウ糖⇒赤褐色
(2)は、ベネジクト液で検出できる物質を答える問題です。
答えは ア ブドウ糖 です。
これは知識の問題です。
ベネジクト液はブドウ糖を検出するための液体でしたね。
ブドウ糖があるときに加熱すると赤褐色に変化します。
ちなみに、ヨウ素液はデンプンと反応して青紫色になる液体でしたね。
2つの液体の違いを覚えておきましょう。
ヨウ素液はデンプンに反応 ベネジクト液はブドウ糖に反応
(3)は、AからDまでの試験管の液の変化を答える問題です。
AとCからみていきましょう。
この2つにはヨウ素液を入れています。
ヨウ素液は何と反応する液体だったかを覚えていますか?
それは デンプン です。
では、実験後のAとCにはデンプンがあるでしょうか?
Aには アミラーゼを含んだだ液 を加えているので、デンプンは糖に分解されます。
一方、Cには水を加えただけなのででデンプンのままです。以上からAは 変化しない 、Cは 青紫色になる 、が答えです。
次にBとDを考えましょう。
この2つにはベネジクト液が入っています。
(2)の通り、ベネジクト液は ブドウ糖 と反応する液体でした。
では、実験後のBにはブドウ糖があるでしょうか?
Bにはだ液を入れています。
これによってデンプンが分解され、ブドウ糖ができています。
Dには水を入れたので、ブドウ糖はできていませんね。
以上からBは 赤褐色になる 、Dは 変化しない 、が答えです。
デンプンの分解についての問題です。