5分でわかる!血液の4つの成分
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この動画の要点まとめ
ポイント
血液を顕微鏡で観察すると、図のように色々な形をしたものが入っているのが分かります。
これらの成分にはそれぞれ役割があるのですが、まずは 血液全体の役割 を紹介します。
血液の2つの役割 物を運ぶ・外敵と戦う
血液の重要な役割を2つおさえましょう。
1つ目は 物を運ぶ 役割です。
体の中で 栄養や酸素 を運んだり、体にとって不必要なものを運んだりするのです。
もう1つは 外敵と戦う 役割です。
体に入ってきた細菌やウイルスなどを退治するのも血液の役割なのです。
まずはこの2つの役割をおさえておきましょう。
血液の4つの成分 3つの粒と液体
続いて血液の中身、血液の成分について学習します。
血液を顕微鏡で観ると、3種類の粒があることが分かります。
こちらを見てください。
酸素を運ぶ赤血球・外敵と戦う白血球
表の左から順に説明します。
1つ目の粒は、真ん中のあたりがへこんでいて、赤い色をしている 赤血球 です。
赤血球は 全身に酸素を運ぶ 役割を担っています。
2つ目の粒は、赤血球と違って色がついていない 白血球 です。
白血球は体の中に入ってきた菌や細菌を溶かしてやっつけます。
外敵と戦う役割 をもっているのです。
血を固める血小板・物を運ぶ血しょう
3つ目は、赤血球や白血球と比べて小さな粒である 血小板 です。
血小板の役割は 血を固めること です。
怪我をしたときは、血小板が 空気に触れることで固まり、血が流れ出るのをとめる のです。
こうしてできるものが かさぶた です。
血液のうち、3つの粒以外の部分は液体です。
この液体のことを 血しょう といいます。
役割は 物を運ぶこと です。
赤血球は酸素を運び、酸素以外は血しょうが運んでいます。
ちなみに、血液の液体部分である血しょうの色は、透明もしくは薄い黄色です。
血の色が赤いのは、血の中にたくさんある赤血球が赤い色をしているからなんです。
血液の2つの役割は、物を運ぶことと、外敵と戦うことです。
血液の4つの成分は、酸素を運ぶ 赤血球 、外敵と戦う 白血球 、出血したときに血を固める 血小板 、酸素以外の物を運ぶ 血しょう です。
それぞれしっかり覚えておきましょう。
今回のテーマは「血液の役割と4つの成分」です。
私たちの体の中を流れる血液にはどのような役割があり、どのような成分でできているのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。