今回のテーマは、「静電気」です。

これまで学んできた電気は、電池やコンセントをつないで、電子の粒をいきおいよく飛ばすものでしたね。
しかし、今回学習する静電気は、少しようすが違っています。
静電気の仕組みについて、くわしく見ていきましょう。

静電気の起こし方には、いろいろなものがあります。
たとえば、図のようにして、ストローとティッシュをこすり合わせると、静電気を起こすことができます。

それでは、どのような仕組みで静電気は起こるのでしょうか？
まず、私たちの身のまわりのものは、原子というとても小さな粒でできています。
そして、原子のまわりには電子という電気の粒があります。
図のストローとティッシュも、もちろん原子や電子からできていますね。

ストローとティッシュをこすり合わせると、 電子が移動 します。
すると、片方は電子がいっぱいたまった状態になりますね。
また、もう一方からは電子が減ります。
したがって、それぞれのものは、 プラスやマイナスの電気をもつ ことになります。
このように電気をもった状態を、 帯電 した状態といいます。
これが静電気が発生する仕組みです。

以上の内容をまとめましょう。
ものは電気の粒をもっているので、こすり合わせると 電子 の移動が起こります。
それによって、ものが帯電することを 静電気 と呼ぶわけですね。