5分でわかる!海風と陸風
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この動画の要点まとめ
ポイント
昼には海から陸に風が吹き(海風)、夜には陸から海に風が吹く(陸風)
まずは、図の上を見て下さい。
これは 昼 の様子を表しています。
昼間には、太陽が出ていますね。
太陽の光は、陸と海の両方に当たります。
同じ光が当たっていますが、陸と海の温まり方は異なります。
なぜなら、 海よりも陸の方が温まりやすい からです。
みなさんがプールに入るときのことをイメージしてみましょう。
プールのまわりにあるコンクリートは、とても熱いですよね。
しかし、プールの中の水は、あまり熱くはありません。
図においても、これと同じことが言えます。
昼間には、海よりも陸の温度が上がっていきます。
陸の地面が温められると、陸の上にある空気の温度が上がっていきます。
すると、温められた空気は上空に上がり、陸上の空気がうすくなります。
つまり、 陸上の気圧が下がる ということですね。
そこを埋めるように、 海 から 陸 に風が吹いてきます。
この風を 海風 といいます。
次に 夜 の様子を確認していきます。
図の下を見てください。
先ほど、「陸はとても温まりやすい」ということを紹介しましたね。
実はこれに加えて、 「温まりやすいものは、冷めやすい」 というルールがあります。
つまり、「陸は冷めやすい」ということになります。
それに対して、「海は冷めにくい」わけですね。
すると、夜の間は、陸よりも海の方が温かいことになります。
このとき、海の上にある空気が温められます。
それによって、空気が上に流れ、 海上 の気圧が下がりますね。
その結果、 陸 から 海 に風が吹きます。
この風のことを、 陸風 といいます。
以上の流れを整理しておきます。
昼には、 海 から 陸 に風が吹きます(海風)。
夜には、 陸 から 海 に風が吹きます(陸風)。
丸暗記するのではなく、しくみからきちんと理解しておきましょう。
海の近くで吹く風には、特徴があります。
その特徴としくみを詳しくみていきましょう。