中2理科
5分でわかる!日本の夏
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この動画の要点まとめ
ポイント
日本の夏
これでわかる!
ポイントの解説授業
初夏には梅雨前線(停滞前線)、夏には小笠原気団による南高北低の気圧配置
まずは、初夏の天気について見ていきましょう。
初夏の天気図は左のようになります。
小笠原気団が発達して、南から日本列島に迫ってきています。
実はこのとき、北ではオホーツク海気団がまだ発達しています。
そのため、二つの気団がぶつかってしまいますよね。
ここに前線ができるわけです。
この前線の近くでは、天気が不安定になり、雨の日が多くなります。
この時期のことを 「梅雨」 といいます。
しかも、これは気団という大きな空気のかたまり同士の衝突なので、前線がなかなか消えません。
このような前線を 停滞前線 といいます。
また、梅雨の時期にできる前線なので、 梅雨前線 と呼ばれることもあります。
次に夏の天気について見ていきます。
図の右の天気図を見てください。
初夏には、小笠原気団とオホーツク海気団が押し合って、停滞前線ができました。
その後、夏になると、 小笠原気団 が強くなって天気の様子が変わってきます。
右の図の下の方には、「高」という漢字がありますね。
これが小笠原気団による高気圧を表しています。
このとき、上の方には低気圧があることが多いのです。
図のような低気圧・高気圧の並び方を、 南高北低 といいます。
以上の内容をまとめましょう。
初夏には、小笠原気団とオホーツク海気団がぶつかります。
それによって、梅雨前線ができます。
一方、夏には、小笠原気団が発達します。
それによって、南高北低の気圧配置になります。
天気図を見て、どの季節を表しているのか、読み取れるようにしておきましょう。
日本の夏の天気について見ていきます。
春から夏に移り変わっていく時期を初夏といいます。
初夏の天気は、夏の天気とは少し異なっています。
初夏の天気と夏の天気について、順番に見ていきましょう。