中3理科
5分でわかる!イオン
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この動画の要点まとめ
ポイント
イオン
これでわかる!
ポイントの解説授業
イオン=電気のプラスとマイナスのバランスがくずれた状態
前回の授業で、原子は基本的に 電気を帯びていない状態になっている という話をしました。
+の電気を帯びた陽子と、-の電気を帯びた電子の数が等しい ので、全体としてプラスマイナスゼロになるのでしたね。
ただ、原子核の周りを飛んでいる電子は 原子の外に飛んで行ったり、逆に外から入ってくることがあるのです。
電子は-の電気を帯びているため、電子の数が増減すると、原子全体のプラスマイナスのバランスが崩れることになります。
この状態をイオンといいます。こちらを見てください。
塩化物イオンとナトリウムイオン
左の図は、 塩素(Cℓ) 原子が 塩化物イオン(Cℓ-) に変わる様子を表しています。
外から電子が1個加わって、電子が陽子よりも1個多くなる のです。
電子は-の電気を帯びているので、 原子全体がマイナスになります。
記号を書く時は、Cℓの右肩に-をつけて表現します。
右の図は、 ナトリウム(Na) が ナトリウムイオン(Na+) に変わる様子を表しています。
原子核の周りを飛んでいた電子を外に出すことで、陽子の方が1個多くなったのです。
陽子は+の電気を帯びているので、 原子全体がプラスになります。
記号を書く時は、Naの右肩に+をつけて表現します。
電子を出し入れすることで、電気を帯びた原子をイオンといいます。
電子は-の電気を帯びているため、電子が減ると全体は+に、電子が増えると全体は-になることをおさえましょう。
今回のテーマは「イオン」です。
イオンとは、 原子がプラスかマイナスの電気を帯びた状態のこと をさします。
いったいどういうことでしょうか?