5分でわかる!酸性とアルカリ性の見分け方
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
水溶液の3つの性質をおさえよう!
まずは、水溶液の3つの性質をおさらいしましょう。
ものを溶かし、すっぱいのが 酸性
ものを溶かし、苦いのが アルカリ性
酸性でもアルカリ性でもなく、ものを溶かさないのが 中性
でしたね。
この3つの見分け方について学習していきます。
自分の舌で確かめるのは危険!?
見分け方の1つとして、 自分の舌でなめて確かめる という方法があります。
すっぱければ酸性、苦ければアルカリ性、どちらでもなければ中性ということですね。
ただし、この見分け方は 水溶液によっては危険な場合があります。
強い酸性やアルカリ性の水溶液の場合、口の中が溶けてしまうなどの危険性があるのです。
不用意に水溶液を口にしないよう、注意してくださいね。
舌で確かめる以外に、 薬品などを使って安全に確かめる方法 があります。
こちらを見てください。
リトマス紙 酸性は青→赤、アルカリ性は赤→青
最初に紹介するのは リトマス紙 です。
リトマスゴケという植物をもとに作った液体を、ろ紙に吸収させて作ったものです。
リトマス紙には 赤色 と 青色 の2種類があり、水溶液が 酸性 ならリトマス紙を 青から赤 に変え、 アルカリ性 なら 赤から青 に変えるという性質があります。
中性の場合、リトマス紙の色は変化しません。
赤に変わったら酸性、青に変わったらアルカリ性だと覚えておきましょう。
BTB溶液 酸性→黄色、中性→緑色、アルカリ性→青色
次に紹介するのが BTB溶液 です。BTB溶液を水溶液にたらすと色が変わります。
酸性なら黄色、中性なら緑色、アルカリ性なら青色 に変わるのです。
酸性は リトマス紙を赤に、BTB溶液を黄色に変えます。
酸性はすっぱいですよね。身の回りですっぱい食べ物は 赤や黄色 のイメージがありませんか?
アルカリ性は リトマス紙もBTB溶液も青色に変えます。
アルカリ性は苦いですよね。青い食べ物ってあまりありませんよね。
すっぱい酸性は赤や黄色、苦いアルカリ性は青色というイメージで覚えておくといいかもしれません。
フェノールフタレイン溶液 アルカリ性にだけ反応し、無色から赤色に変わる
3つ目は フェノールフタレイン溶液 です。
もともと透明な色をしているのですが、 アルカリ性の水溶液にのみ反応し、赤色に変わります。
酸性や中性の水溶液には反応せず、無色のままです。
アルカリ性にだけ反応し、赤色に変わるということを覚えておきましょう。
マグネシウムリボン 酸性の水溶液に入れると気体(水素)が発生
最後は マグネシウムリボン です。
マグネシウムリボンを酸性の水溶液に入れると、 気体(水素)が発生します。
水素は火を近づけると爆発する気体でしたね。
マグネシウムリボンを中性とアルカリ性の水溶液に入れても変化しません。
水溶液の性質の見分け方として、舌で確かめる以外の4つの方法を紹介しました。
それぞれどのような変化をするのかをしっかり覚えておきましょう。
今回のテーマは「酸性とアルカリ性の見分け方」です。