今回のテーマは「酸・アルカリとイオンの関係」です。
酸性の水溶液には、すっぱくてものを溶かす性質があります。
アルカリ性の水溶液には、苦くてものを溶かす性質があります。
実は、酸やアルカリのこうした能力には、もととなっている原因があるのです。
こちらを見てください。

酸とアルカリ、それぞれの能力のもとになっているのは イオン です。
酸は H⁺（水素イオン）、アルカリはOH^－（水酸化物イオン） が原因となっています。
水に溶けると、酸はH⁺、アルカリはOH^-を放出するのです。

H⁺やOH^-などのイオンは 電気を持っている ため、水に溶かすと電気を通します。
酸性やアルカリ性の水溶液は電気を通す性質を持っているのです。
詳しくは別の授業で学習しますが、まずは 酸はH⁺、アルカリはOH^－ という組合せを覚えておきましょう。