5分でわかる!酸の正体
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この動画の要点まとめ
ポイント
すっぱくて、ものを溶かす性質が「酸性」
すっぱくて、ものを溶かす性質 が 酸性
にがくて、ものを溶かす性質 が アルカリ性 です。
酸性の水溶液として、実験でよく使われる 塩酸 や、お酢の主成分である 酢酸(さくさん) などがあります。
アルカリ性の水溶液として、実験でよく使われる 水酸化ナトリウム水溶液 や、二酸化炭素に反応して白く濁る 石灰水 などがあります。石鹸(せっけん)が水に溶けた「石鹸水」もアルカリ性です。
今回注目するのは「酸性」です。
すっぱくて、ものを溶かすはたらきをしている物質の正体を、
原子(物質を構成する細かい粒)のレベルで探っていきましょう。
ろ紙の上に青色リトマス紙を置き、真ん中に酸性の水溶液をしみこませた糸を置きます。
水溶液は酸性なので、糸がふれている部分は 青色から赤色に変わります。
さらに電源装置をつなぎ、電気を流します。
電源装置の+につながっている方が+極、反対側が-極になります。
電気を流すと、リトマス紙が変色する部分が陰極側へ広がっていく!
最初は糸にふれている部分だけが赤く変わりますが、電気を流すと次第に 糸にふれていない部分も赤く変わっていきます。
-極の方向に向かって、変色する部分がどんどん広がっていくのです。
この実験からわかるのは、青色リトマス紙を赤色に変える酸の原因物質は -極に引かれる ということです。
磁石のN極とS極のように、電気はプラスマイナスが反対の方向に引かれます。
つまり、-極に引かれているということは +の電気を帯びている ということです。
酸の原因物質は+の電気を帯びていることがわかります。
+の電気を帯びており、水素を発生させる・・・つまり水素イオン!
さらに、酸の原因物質に電気をかける実験を行うと 水素を発生させます。
酸の原因物質は、+の電気を帯びており、水素を発生させるということです。
つまり、Hがプラスの電気を持った H+(水素イオン) が酸の正体なのです。
電気をかけると陰極(-極)に引かれることから、酸の正体は プラスの電気を持った陽イオン だとわかります。
さらに別の実験から、 水素を発生させる 物質だということもわかります。
この2つの事実から、酸の正体は H+(水素イオン) だとわかるのです。
実験の流れと結果をおさえておきましょう。
今回のテーマは「酸の原因物質」です。
まずは酸性とアルカリ性について復習します。
こちらを見てください。