5分でわかる!記録タイマー
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この動画の要点まとめ
ポイント
記録タイマーは台車の速度を調べる道具
図の左にある道具を「 記録タイマー 」といいます。
記録タイマーを使うと、きまった時間ごとに点を打っていくことができます。
この記録タイマーに 紙テープ が通されていますね。
このようにして使うと、紙テープに点を打つことができるわけです。
例えば、 力学台車 という道具の動きを調べる実験を考えて見ましょう。
まず、記録タイマーに紙テープを通します。
この紙テープを力学台車に結びつけると、紙テープが引っ張られていきます。
すると、一定の時間ごとに紙テープに点が打たれ、 運動の様子を記録 することができます。
ただし、記録タイマーには注意点もあります。
例えば、同じ記録タイマーを使った実験を、関東と関西で行ってみましょう。
実はこの場合、点が打たれる時間の間隔が変わってくるのです。
なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?
記録タイマーは電気を使って点を打つ道具です。
関東と関西で使われている電気の種類が違うので、点が打たれる間隔も変わってくるわけです。
詳しくいうと、関東の場合は、1秒間に50個の点が打たれます。
一方、関西の場合は、1秒間に60個の点が打たれるのです。
どちらの場合にしても、同じ場所で使用していれば、一定時間ごとに点が打たれます。
それでは、力学台車が動く速さが変わると、どうなるでしょうか?
まず、力学台車が速く動く場合を考えてみましょう。
この場合、一回点が打たれた後、テープが引っ張られて、もう一回点が打たれますよね。
このように、 物体の運動が速くなると、点と点の間隔が広くなる のです。
それに対して、力学台車がゆっくりと動くと、どうなるでしょうか?
一回点が打たれた後、少しだけテープが引っ張られて、もう一回点が打たれますね。
つまり、 物体の運動が遅くなると、点と点の間隔が狭くなる のです。
点と点の間隔が狭ければ「遅い」、広ければ「速い」
これをふまえて、図の下の部分を見ましょう。
点が記録された紙テープがありますね。
テープの左側は、点と点の間隔が狭いですね。
一方、テープの右側は、点と点の間隔が広くなっています。
しかし、点が打たれる時間の間隔は変わっていませんでしたね。
このことから、テープの左側の動きよりも、右側の動きの方が速いことがわかります。
このようにして、物体の運動が速いのか遅いのかを調べることができるわけです。
私たちの身の回りでは、色々なものが運動しています。
ボールが転がっている様子、ボールがはずんでいる様子、ボウリングの球が転がっている様子をイメージしてみましょう。
実は、これら3つの運動は、種類が違っているのです。
物質の運動に深く関わっている「力」について見ていきましょう。