中3理科
5分でわかる!2つの速さ
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この動画の要点まとめ
ポイント
2つの速さ
これでわかる!
ポイントの解説授業
速さとは単位時間あたりの移動距離
次に図の右側を見てみましょう。
東京から仙台まで車で移動したとします。
その間の距離はだいたい360kmです。
この移動に4時間かかったとします。
4時間で360kmなので、360÷4で、時速90kmであることがわかりますね。
図の左と右で、どちらも時速90kmと速さが出てきましたね。
しかし、実はこの2つの速さは別物なんです。
2つの違いについて見ていきましょう。
図の左側と右側の説明では、どちらも時速90kmという速さが出てきました。
ところで、速さとは一体何なのでしょうか?
速さ は、正確には、「 単位時間あたりの移動距離 」のことです。
1秒や1分、1時間のように、時間の数を1にしたものを、単位時間といいます。
例えば、時速というのは、1時間あたりの移動距離を表します。
時速90kmですと、 1時間 に 90km 進むということですね。
時間はhで表されるので、90km/hと表すこともできます。
また、他にも理科の実験でよく使われる単位の一つに、秒速というものがあります。
秒速をは1秒あたりに進む距離のことです。
秒はsで表されるので、50cm/sと書くこともできます。
速さには「瞬間の速さ」と「平均の速さ」がある
ここで、図の左側と右側の速さに注目してみましょう。
図の左側のようなスピードメーターは、その瞬間の速さを表しています。
つまり、今の速さで進むと1時間にどれだけの距離を進むのかがわかるわけです。
このように、ごく短い時間での速さを「 瞬間の速さ 」といいます。
一方、図の右側はどうでしょうか?
4時間という幅のある時間から、速さの平均を求めていますね。
このように、ある一定時間での平均の速さを「 平均の速さ 」といいます。
この2つの速さの違いを押さえておきましょう。
今回は2種類の速さについて見ていきます。
図の左側には、スピードメーターと呼ばれるものがあります。
よく車などについているものですね。
目盛りを見てみると「90」ぐらいを指していますね。
つまり、時速90kmという速さを表していることがわかります。
時速90kmとは、1時間に90km進むという意味です。