中3理科
5分でわかる!力学的エネルギーの保存
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この動画の要点まとめ
ポイント
エネルギーの保存
これでわかる!
ポイントの解説授業
エネルギーの保存とは、「エネルギーは何もないところからはできず、今あるエネルギーは無くならないこと」
物体のもつエネルギーには色々な種類がありますが、実はそのすべてについて、 「エネルギーの保存」 というルールが成り立ちます。
簡単に言うと、次のような内容です。
エネルギーは何もないところからは生まれてきません。
また、今あるエネルギーは無くならないと言えます。
しかし、みなさんの身の回りで机の上で物を転がすと、いつか止まりますよね。
この場合は、「エネルギーが保存されていないのではないか」と思うかもしれません。
しかし、実際は、運動エネルギーが熱エネルギーや音エネルギーに変わって逃げているのです。
あるエネルギーが減ったとき、減った分は他のエネルギーに変わっている というわけです。
あるエネルギーが増えると、他のエネルギーが減る
図は、 ふりこ という道具です。
天井にひもをくっつけ、その先におもりをぶら下げています。
アの位置から手をはなすと、おもりは揺れていきます。
それでは、おもりが移動するとき、エネルギーがどのように変わっていくかを考えましょう。
まずは、位置エネルギーから考えます。
アとウの高さを比べると、ウの方が低いですね。
つまり、アからウに行くまでに、位置エネルギーは減っています。
さらに、ウとオを比べると、オの方が高いですね。
よって、ウからオに行くまでに、位置エネルギーは増えています。
ここで注意したいのが、「エネルギーは保存される」ということです。
例えば、アからウに移動して位置エネルギーが減っていますね。
すると、その分、他のエネルギーが増えたことになります。
同じように、ウからオに移動して位置エネルギーが増えると、その分、他のエネルギーが減ったことになります。
このように、あるエネルギーが増えると、他のエネルギーが減ることになります。
今回のテーマは、エネルギーの保存です。