経度と緯度の１つ目のポイントは、「緯度と緯線」です。
地球儀や地図に、縦と横の線が引かれているのを見たことはありますか？
これらの線には名前がついています。
横の線を 「緯線」 、縦の線を 「経線」 と呼びます。
緯線や経線を使うと、国や都市の縦と横の位置が表せます。

まずは横の線、「緯線」について学んでいきます。
次の地図を見てください。

地図の上に横の線が何本も引かれていますよね。
これが緯線です。
緯線の中で、地球の中心をぐるっと取り囲む、太く赤い線を 赤道 といいます。

緯線によって表される、地球上の縦の位置を 緯度 といいます。
地球の中心から見て、地表を南北に分ける角度のことです。
地図の右側を見ると、0°から90°まで、南北に緯度が示されていますね。

赤道は緯線の基準となっていて、赤道上にある場所は 「緯度が０°」 となります。

赤道よりも北側 （＝北半球） に位置する場所は、 北緯○○度 と表し、
赤道よりも南側 （＝南半球） に位置する場所は、 南緯○○度 と表します。

北緯と南緯はそれぞれ、９０°まであります。
北極点は北緯９０° 、 南極点は南緯９０° ですね。
中心からの角度なので、１８０°ではありません。注意してくださいね。