中学地理
5分でわかる!冷害・干害・雪害
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この動画の要点まとめ
ポイント
冷害、干害(干ばつ)、雪害 南北に長い日本で起こる様々な自然災害
これでわかる!
ポイントの解説授業
東北地方に吹く「やませ」が冷害をひきおこす
地図の右上、①を見てください。この範囲で多く発生するのが冷害です。
冷害とは春から夏に気温が上がらず、農作物が育たなくなる被害のことです。
特に被害を受けやすいのは東北地方の太平洋側です。
この地域にはやませという北東よりの風が吹きます。冷たくて湿った風です。
やませが原因となって冷害が引き起こされることも多いのです。
かつて宮城県のササニシキというお米が冷害の被害を受け、生産量が激減してしまったことがありました。
冷害は農作物に深刻な被害をもたらす場合があるのです。
長期間雨が降らない「干害」
地図の左下、②を見てください。この範囲で多く発生するのが干害です。
干害とは長期間雨が降らず、水が不足して農作物が枯れたりする被害のことです。
②の地域は瀬戸内の気候のあたりを指しています。中国山地と四国山地に挟まれ、雨が少ない場所です。
干害を防ぐために、香川県などではため池が作られていたこともありました。
水をためておき、雨が降らない時に利用するというわけです。
大雪による被害「雪害」
地図の中央、③を見てください。この範囲で多く発生するのが、雪害です。
③の地域は日本海に面しています。日本海側では冬に雪が多く降るのでしたね。
雪害は大雪の害です。大雪によって交通機関や電気が止まってしまうこともあります。
雪崩(なだれ)が起きると人が巻き込まれ、死傷者がでることもあります。
日本海沿岸では毎年のように雪害が発生しているのです。
冷害、干害、雪害。
自然災害の発生には、各地域の気候が大きく関係していることをおさえておきましょう。
1つ目のポイントは、「冷害、干害、雪害」です。
地震や津波、火山の噴火・・・
日本では様々な自然災害が発生します。
自然災害が起こる原因や、その影響について学んでいきましょう。
こちらを見てください。