中学地理
5分でわかる!地域紛争と難民
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この動画の要点まとめ
ポイント
日本は難民を受け入れることができるのか?
これでわかる!
ポイントの解説授業
紛争=民族や宗教、領土や資源をめぐる地域間の争い
「紛争」について説明する前に、少し歴史の話をします。
第二次世界大戦が終わった後、アメリカを中心とする資本主義国と、ソ連を中心とする社会主義国とが対立する時代が始まりました。この対立を 「冷戦」 と呼びます。
米ソの直接戦争こそ起こりませんでしたが、世界の国々を巻き込んだ対立が発生したのです。
冷戦が終わると、今度こそ世界は平和になるかと思われました。
しかし、そこで新たな問題が発生したのです。
インドなどの 南アジア や 中東 とよばれる地域で、 民族や宗教、土地や資源をめぐる地域間の争い が発生するようになりました。
こうした争いを 紛争 と呼びます。
代表的な紛争 パレスチナ紛争とカシミール紛争
代表的な紛争を2つ紹介します。
1つは パレスチナ紛争 です。イスラエルというユダヤ人の国が、アラブ諸国と宗教や土地に関する問題をめぐって争いました。
2つ目は カシミール紛争 です。インドとパキスタンの両国が、資源が豊富なカシミールという場所をめぐって争いました。
紛争などが原因で、住んでいた土地を追い出される「難民」が発生
紛争が起こると、戦火を逃れるために土地を捨てて逃げ出す人たちもいます。
こちらを見てください。
紛争などが原因で、住んでいた国を追い出された人を 難民(なんみん) といいます。
写真のように、子どもであっても難民になってしまうことがあるのです。
現在でも、多くの難民が住む場所に困っています。
世界では難民を受け入れている国もありますが、日本ではあまり受け入れが進んでいません。
難民の数を減らしたり、最低限の生活ができるように手助けを行っていくことが、世界的な課題となっています。
3つ目のポイントは、「紛争と難民」です。