中学地理
5分でわかる!近郊農業と促成栽培
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この動画の要点まとめ
ポイント
大都市の近くで行う「近郊農業」 早づくりの「促成栽培」
これでわかる!
ポイントの解説授業
日本の野菜の自給率は高い!いったいなぜ?
前回の授業で、日本は 小麦や大豆の自給率が低い という話をしましたよね。穀物のほとんどは外国からの輸入に頼っています。
しかし、 日本の野菜の自給率は約80%なんです!
全体的に食料自給率が低い中、野菜の自給率はどうしてそんなに高いのでしょうか?
日本の農業の種類や栽培の工夫について学習していきましょう。
近郊農業と園芸農業
大都市の近くで野菜などを作り、出荷する農業を 近郊農業 といいます。
大都市の近くで作ることで、輸送費が安く済むのです。
野菜や草花、果実を作り、トラックなどで輸送しています。
大都市に出荷する目的で野菜などを作り、出荷する農業を 園芸農業 といいます。
園芸農業の中でも、 ビニールハウス などを利用する農業を 施設園芸農業 といいます。
愛知県の渥美半島で栽培されている菊が有名です。
促成栽培と抑制栽培
ビニールハウスや温室で野菜を作り、出荷時期を早めることを 促成栽培 といいます。
例えばピーマンやなすは、夏になって気温が上がると収穫できます。
本来夏に収穫できる野菜を、冬でも暖かい場所で育てることで、春に収穫できるようにするのです。
出荷時期を早めることで、高い値段で売ることができます。
高冷地などで野菜を作り、出荷時期を遅らせることを 抑制栽培 といいます。
本来夏に収穫できる夏野菜を、夏になっても涼しいところで栽培することで、収穫の時期が秋にずれるのです。
促成栽培と同じく、 本来とは違う時期に野菜を出荷することで、通常よりも高い値段で売ることができるのです。
キャベツやレタス、はくさいなどが作られています。
促成栽培と抑制栽培はテストによく出ます。
時期をずらして出荷することで、値段が高くなるという仕組みを理解しておきましょう。
1つ目のポイントは、「農業の種類と栽培方法の工夫」です。
国土が狭い日本では、アメリカのように大規模に栽培することができません。
そのため、 いかに効率よく栽培を行うかが大事になってきます。