5分でわかる!関東内陸工業地域
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この動画の要点まとめ
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工業がさかんな地域の多くは 海に面したところ にあります。
材料を輸入したり、製品を輸出したりするのに便利だからです。
しかし、内陸に位置しているのに発達した工業地域もあります。
それが、今回紹介する 関東内陸工業地域 です。
関東内陸工業地域が内陸なのに発達した理由は?
埼玉県や群馬県あたりに広がる、関東内陸工業地域。
発展を遂げた理由の1つに、 京浜工業地帯の工場が移転してきた ことが挙げられます。
京浜工業地帯は 東京湾などを埋め立てて工場をつくり、発達してきました。
しかし、 工場をつくる場所の不足 や、 環境破壊 などが問題になり、工場を拡げていくのが難しくなってきました。
そこで関東内陸工業地域に工場を移転したというわけです。
関東内陸工業地域の主な工業都市として、群馬県の太田市が挙げられます。
太田市には、かつて戦闘機の生産などがさかんな工場がありました。
戦後、戦闘機などのかわりに自動車が多く生産されるようになったのです。
関東内陸工業地域は機械工業の割合が高いということをおさえておきましょう。
機械工業の割合が多い東海工業地域 静岡県の浜松市と富士市が有名
静岡県に広がるのが 東海工業地域 です。
出荷額のうち、 機械工業 の割合が約50%と高くなっています。
京浜工業地帯と中京工業地帯の中間に位置する東海工業地域は、非常に 交通が発達 しています。
東名高速道路が建設されており、東海道新幹線も通っているのです。
ちなみに東名高速道路は、東京の「東」と名古屋の「名」から1字ずつ取ってつけられた名前です。
東海工業地域に属する都市を2つ紹介します。
楽器やオートバイの生産がさかんな 浜松市 と、製紙・パルプの生産がさかんな 富士市 です。
この2つはよくテストにでるので、しっかり覚えておきましょう。
掘り込み港が建設されている鹿島臨海工業地域
茨城県の鹿島港周辺に広がるのが 鹿島臨海工業地域 です。
周辺は 砂浜海岸 になっていて、港をつくるのには不向きです。
水深が浅いため、大型船が近づけば浅瀬に乗り上げてしまいます。
そこで、船が陸に近づけるように砂浜海岸を掘っていき、水を引いて港をつくりました。
これを 掘り込み港 といいます。
アルファベットのYの形をしているのが特徴です。
3つの工業地域を紹介しました。
それぞれの特徴をしっかり覚えておきましょう。
3つ目のポイントは、「関東内陸工業地域と東海工業地域、鹿島臨海工業地域」です。