5分でわかる!九州地方の主な都市
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この動画の要点まとめ
ポイント
福岡県の北九州市 1901年に八幡製鉄所が操業を開始
福岡県の北部に位置するのが 北九州市 です。
1901年に操業を開始した官営の 八幡製鉄所 を中心に、北九州市の工業は発展しました。
北九州市の発展を支えたのが、福岡県内陸部の 筑豊炭田 です。
筑豊炭田では、鉄などを作るために必要な 石炭 が多くとれたのです。
しかし、1960年代の エネルギー革命 をうけ、次第に北九州市の工業は衰退していきます。
エネルギーの中心が、石炭よりも効率が高い 石油 へと移ったのです。
現在、北九州市は エコタウン と呼ばれる環境にやさしい町づくりを進めています。
リサイクル工場などを集めて、環境に配慮した 持続可能な社会 を目指そうという取り組みです。
また、九州全体でも IC(集積回路) 工場がさかんに建設されています。
ICの生産がさかんな九州は シリコンアイランド と呼ばれることもあるのです。
時代とともに、作られるものも変わっていくということをおさえましょう。
有田焼で有名な有田、造船がさかんな佐世保と長崎
佐賀県の 有田 は、 有田焼 と呼ばれる陶磁器の生産がさかんです。
佐賀県では、有田以外にも、伊万里や唐津などの都市で陶磁器の生産がさかんです。
長崎県の 佐世保 と 長崎 は、戦前から 造船業 がさかんでした。
戦時中は軍艦などを作っていましたが、戦争が終わると民間の船などが作られるようになりました。
熊本県の水俣 四大公害病の1つである「水俣病」が発生した
熊本県の南部に位置する 水俣 では、かつて 水俣病 と呼ばれる公害が発生しました。
有機水銀という物質が工場から海へ流れ、魚の体内に入り、その魚を食べてしまった人の体に有機水銀が入ることで、水俣病が発生しました。
北九州でも、かつて公害が発生していたことがありました。
鉄を作るときに、工場からどんどん煙を出し、空気を汚染していたのです。
このように、公害というつらい経験をした北九州や水俣といった都市は、
かつての公害を反省して 環境にやさしい町づくり を行っています。
これらの都市は 環境モデル都市 と呼ばれていることをおさえましょう。
今回のポイントは、「九州地方の主な都市と工業」です。
九州地方の都市の名前を確認しながら、工業の特徴についても学習していきます。
こちらを見てください。