5分でわかる!近畿地方の山・川・平野と産業
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この動画の要点まとめ
ポイント
温暖で雨が多い紀伊山地 林業が発達
近畿地方の南部にある 紀伊山地 。紀伊山地といえば林業 がさかんなことで有名です。紀伊山地の気候は 温暖で雨が多い 特徴をもち、これは森林の生育に適しているのです。 すぎ や ひのき の生産が盛んで、「吉野すぎ」や「尾鷲(おわせ)ひのき」などのブランド木材が有名です。
近畿地方の北部には 丹波高地 があります。京都府の中央部を東西に横切る山地です。
淀川は場所によって呼び名が変わる!
大阪府には 大阪平野 があります。大阪府では面積に占める平野の割合が高く、平野部で多くの人が暮らしています。大阪平野を流れる 淀川(よどがわ)は、日本最大の湖 琵琶湖 から流れ、大阪平野を通過して大阪湾に流れ出ます。
ちなみに、淀川は流れている場所によって呼び名が変わります。滋賀県を流れている間は瀬田川、京都府に入るあたりから宇治川、といった具合です。細かい知識なので呼び名は覚えなくて大丈夫ですが、琵琶湖から流れる「淀川」という名前だけはしっかり覚えておきましょう。
中小企業が多い阪神工業地帯 東大阪市には工場が集まる
つづいて、近畿地方の工業について学習します。
近畿地方には、日本三大工業地帯の1つ 阪神工業地帯 があります。大阪府、兵庫県、和歌山県に広がる阪神工業地帯は、戦前は せんい 工業で発展しました。ただし現在は 金属 や機械工業の割合が高くなっています。
阪神工業地帯には 中小企業 が多く集まっています。その代表例が、人工衛星の開発で有名になった大阪府の 東大阪市 。高い技術を持った企業が集まる東大阪市は、全国有数のものづくりのまちとして知られています。
阪神工業地帯が抱える課題 地下水のくみ上げで地盤沈下が発生
最後に、阪神工業地帯が抱える課題を紹介します。
阪神工業地帯では、工業に必要な水(工業用水)を手に入れるため、地下水をくみ上げた結果 地盤沈下(じばんちんか)が発生しました。これは、土地の表面が徐々に沈んでいく現象のことです。
近畿地方の自然や産業の特徴、しっかり覚えておきましょう。
今回のポイントは、「近畿地方の自然と産業」です。近畿地方の山地や川、平野などの名前を確認しましょう。