5分でわかる!北海道地方の地形と農業
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この動画の要点まとめ
ポイント
稲作がさかんな石狩平野 客土によって稲作に適した土地へ改良
地図の左側に位置しているのが石狩平野です。
石狩平野の中には、北海道の県庁所在地である札幌市があります。
写真に写っているように、石狩平野には多くの田んぼがあります。
稲作が非常にさかんなのです。
実は、石狩平野はもともと稲作には不向きな土地でした。
水はけが良いため、例えば雨がふっても水がすぐに流れていってしまいます。
稲作には水が必要なので、水はけが良いとお米を育てにくいのです。
そこで、石狩平野で稲作をさかんにするために2つの方法がとられました。
客土と品種改良です。
客土とはよその土地から稲作に適した土を持ってくるという方法です。
品種改良とはより優れた品種をつくりだすことですね。東北地方のところでも勉強しました。
石狩平野を流れる石狩川、畑作がさかんな十勝平野
石狩平野には、日本で3番目に長い石狩川が流れています。
1番長いのは信濃川、2番目は利根川でしたね。
続いて紹介するのは十勝平野です。
石狩平野とは対照的に、十勝平野では畑作がさかんです。
じゃがいも、にんじん、たまねぎなど、シチューに入っていそうな野菜が生産されていると覚えておきましょう。
他にも、砂糖の原料であるてんさいも栽培されています。
酪農がさかんな根釧台地 北海道は肉用牛と乳用牛の飼育頭数が日本一
北海道の東部に位置するのが根釧台地です。
根釧台地では酪農がさかんに行われています。
牛などを飼育し、乳や乳製品をつくるのが酪農です。
先ほど紹介した十勝平野でも酪農が行われています。
酪農がさかんな北海道は肉用牛と乳用牛の飼育頭数がどちらも日本一です。
牛の中でも、乳がたくさん出るように品種改良された牛を乳用牛(乳牛)、
お肉を得るために飼育されている牛を**肉用牛(肉牛)**といいます。
南北にのびる日高山脈、世界自然遺産に登録されている知床半島
地図の中央南部を見てください。こちらは日高山脈です。
北海道で「山脈」といえば、日高山脈が一番有名です。
しっかり覚えておきましょう。
根釧台地の北を見てください。こちらは知床半島です。
北海道の北側の海をオホーツク海といいます。
冬になると、オホーツク海から流氷がやってくるのです。
また、知床半島は世界自然遺産に登録されています。
知床半島には多様な生物がくらしており、その希少性が評価されているのです。
洞爺湖の南部に位置する有珠山 周辺地域がジオパークに登録されている
地図の左下を見てください。
北海道南西部に位置する湖である洞爺湖と、洞爺湖の南部に位置する有珠山の位置が示されています。
洞爺湖には火山活動によって形成されたカルデラ地形が見られるという特徴があります。
洞爺湖や有珠山の周辺はジオパークに登録されています。
ジオパークには、貴重な地形を含む自然公園などが登録されています。
今回のポイントは、「北海道地方の地形と農業」です。
平野や川の名前、そして各地域の農業の特徴について学習しましょう。
こちらを見てください。