中学歴史
5分でわかる!3つの歴史書
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この動画の要点まとめ
ポイント
3つの歴史書~中国の歴史書で日本を知る~
これでわかる!
ポイントの解説授業
日本を「倭」と記した『漢書』地理志
日本が初めて登場する中国の歴史書は、『漢書』地理志です。
このときの日本は倭と呼ばれており、国内は約100の小さい勢力に分かれていました。
金印を授けた話が書かれた『後漢書』東夷伝
次の歴史書が、『後漢書』東夷伝です。
『後漢書』東夷伝には、中国の皇帝が日本の王様に金印をプレゼントした話が書かれています。
金印は、金で作られたはんこのことで、「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」と記されていました。
つまり「後漢(中国)の皇帝が、委(倭〈わ〉=日本)の奴(な)という国の王様を部下として認めた」ということです。
この金印は、福岡県の志賀島というところで、江戸時代に発見されました。
卑弥呼や邪馬台国の記述も 『魏志』倭人伝
3つ目の歴史書は**『魏志』倭人伝です。あの有名な女王、卑弥呼の話が書いてあります。
まじないや占いによって邪馬台国**という国を治めていた卑弥呼は、邪馬台国よりも強大な魏に使者を送り、部下にしてもらうことで、まわりの国に対して優位に立ちました。
『後漢書』東夷伝に出てきた奴国の王様と同じ作戦ですね。 卑弥呼は外交官としても優秀だったのです。
ちなみに、邪馬台国があった場所については、関西地方説と北九州説の2つの説が存在し、いまだに決着がついていません。
3つの歴史書の名前と、それぞれどんな内容が書かれていたかをセットで覚えておきましょう。
弥生時代の3つ目のポイントは、「中国の3つの歴史書」です。
当時の日本には、まだ文字がありませんでした。
しかし中国ではすでに文字が使われていたため、**中国の歴史書から当時の日本の様子を知ることができます。**代表的な歴史書は次の3つです。