中学歴史
5分でわかる!前方後円墳がブームに
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この動画の要点まとめ
ポイント
古墳=墓 前方後円墳がブームに
これでわかる!
ポイントの解説授業
権力の強大さを示す大和政権の古墳
特に大きな権力を持つ人を 豪族 と呼び、古墳時代には豪族が集まって 大和政権 が成立しました。
大和政権はその後、トップの 大王 が複数の豪族を従える 大和朝廷 という連合政権に変わり、大王はのちに天皇と呼ばれるようになります。
古墳は、大王が自分の権力の強大さを示し、権力を後継者に引き継がせるために作られたのです。
代表的な前方後円墳 「大仙古墳」
次の写真を見てください。
この写真は、大阪府堺市にある 大仙古墳 です。
大仙古墳は世界最大規模の古墳で、上から見ると丸と四角い台形を組み合わせた鍵穴のような形になっています。
このような形の古墳を 前方後円墳 と呼び、大きな権力を持つ人達の間でブームになりました。
ほかに重要な古墳としては、 埼玉県の稲荷山古墳 と 熊本県の江田船山古墳 があります。
この2つの古墳からは 「獲加多支鹵(ワカタケル)大王」と刻まれた鉄剣 が見つかっており、 大和朝廷が現在の関東地方から九州地方までの広い範囲に影響力を持っていた と考えられています。
埴輪と兵馬俑の共通点とは?
ちなみに、古墳の周りや頂上には 埴輪 という、馬や人の形をした素焼きの土器が置かれました。
以前学習した秦の始皇帝の兵馬俑と同じように、古墳を守るために置かれたと考えられています。
古墳が「どのような人々によって」「何を目的に」作られたのかをしっかりおさえておきましょう。
古墳時代の1つ目のポイントは、「古墳と前方後円墳」です。
古墳が盛んに作られた3世紀後半から7世紀の期間を、 古墳時代 と呼びます。
古墳とは、大きな権力を持つ人のお墓のこと です。権力が大きい人ほど大きな古墳を作らせました。