中学歴史
5分でわかる!大宝律令制度
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この動画の要点まとめ
ポイント
大宝律令 唐の仕組みを取り入れる
これでわかる!
ポイントの解説授業
二官八省 神を祀り、政治を行う
奈良時代の政治制度で非常に重要なのが、701年にできた 大宝律令 です。
国全体を支配するための大きな決まりで、中国の唐の制度にならって作られました。
どのような決まりだったのか、見ていきましょう。
中央には、 二官八省 という役所がおかれました。
重要なのは二官のほうで、 神祇官 と 太政官 の二つで構成されていました。
神祇官は神を祀り、太政官は政治を行うという役割を担っていた のです。
八省というのは太政官の下に置かれた部署で、政治に関わる仕事をそれぞれの省で分担していました。
地方行政の仕組み 国・郡・里
地方は 国・郡・里 の3つに区分されていました。現在のイメージで言えば、国が都道府県、郡が市町村、里が町内会といったところです。
3つの区分には、それぞれ管理する役職が置かれました。
国のトップは 国司 (現在の県知事)といい、中央から派遣された役人です。
郡のトップである 郡司 (現在の市町村長)はその地方の豪族が務め、里のトップである 里長 (町内会長)はその地方の有力な農民が務めていました。
九州には、 大宰府 という役所が、飛鳥時代から引き続き置かれていました。
国防 に関わる重要な役所です。しっかり覚えておきましょう。
1つ目のポイントは、「大宝律令」です。
奈良時代の前半部分は、政治制度を中心に学習します。