中学歴史
5分でわかる!新しい仏教
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この動画の要点まとめ
ポイント
もともと仏教は「えらい人」向け ついに庶民にも広まる
これでわかる!
ポイントの解説授業
鎌倉時代になると、仏教は 庶民にも広まり、多くの宗派が生まれていった のです。
今回は6つの仏教を紹介します。
浄土宗、浄土真宗、時宗
1つ目は 浄土宗 です。 平安時代で学んだ浄土教とは別物 なので注意してください。
浄土宗を始めたのは 法然 という人物です。
「 南無阿弥陀仏 」と唱えれば、 極楽浄土 に行けるという教えでした。
浄土宗を発展させる形で開かれたのが 浄土真宗 です。
親鸞 が始めた浄土真宗は、のちに 一向宗 という名前でも呼ばれるようになります。
3つ目は 時宗 です。
一遍 という人が始めた宗派で、 踊り念仏 によって極楽浄土に行けるという教えが特徴です。
浄土宗、浄土真宗、時宗の3つは、農民をはじめとする庶民に親しまれました。
念仏を唱えればいいというシンプルな教えが、字が読めなかったり上手く話せない人にも広く受け入れられたのです。
日蓮宗、曹洞宗、臨済宗
4つ目が 日蓮宗 です。 日蓮 という人物が始めました。
別名 法華宗 とも言い、「 南無妙法蓮華経 」という独自のお題目を唱えました。
最後に紹介するのが、 曹洞宗と臨済宗 です。
この2つの宗派は 禅宗 と呼ばれ、 座禅を組んで精神を鍛錬する ことを重視していました。
禅宗は、 庶民よりも権力者に受け入れられた 宗教です。
禅宗はなぜ、庶民より権力者に受け入れられたのでしょうか?
それは、畑仕事で忙しい農民には、座禅を組んで精神を集中させるだけの生活の余裕がなかったからだといわれています。
精神を鍛える前に、食べていくので精一杯だったんですね。
鎌倉時代の仏教ついて、それぞれの特徴をしっかり覚えておきましょう。
鎌倉時代3のポイント1は、「庶民にも広がる仏教」です。
6世紀に日本に伝来した仏教は、もともと 天皇や貴族といった権力者と関わりが深い宗教 でした。