中世の世界２のポイント３は、「バスコ＝ダ＝ガマとマゼラン」です。
こちらの地図を見てください。

大航海時代に活躍した2人の航海者、 バスコ＝ダ＝ガマ と マゼラン の航路が描かれています。
彼らの航海について見ていきましょう。

白い矢印で示されているのは、 バスコ＝ダ＝ガマ の航路です。
彼はアフリカ最南端の 喜望峰 を経て、１４９８年に インドのカリカットに到着 しました。
コロンブスがたどりつけなかった、インドへの航路を開拓したのです。

黒の矢印で示されているのが、 マゼラン の航路です。
彼自身は航海の途中で亡くなってしまうものの、彼が率いた船団は、 史上初の世界一周を達成 しました。

マゼランはポルトガル人でしたが、スペイン王の支援を受けて航海しました。
彼はスペインから西に進み、南アメリカ大陸の南側を通過した後、フィリピンに立ち寄ります。
ところが、フィリピンで現地の人々との間にトラブルが起こり、船長のマゼランは戦死してしまったのです。
その後、彼の部下たちがスペインに帰り、世界一周を果たしたのでした。

インドに到達したのがバスコ＝ダ＝ガマ、世界一周に成功したのがマゼランです。
それぞれしっかり覚えておきましょう。